今日のテーマは、「笑顔が与えてくれるもの」について。
実は最近、会社でのちょっとした出来事がきっかけで、
**“笑顔の持つ力”**
を改めて実感することがありました。
■ 無理に声をかけるのではなく「ただそこにいること」
ある日、職場の尊敬する先輩が、明らかに落ち込んでいる様子でした。
普段は弱みを一切見せない人なのに、その日は表情にも疲れや不安がにじんでいて。。
話を聞くと、お母さんの体調が思わしくなく、心配で眠れない日々が続いていたようでした。
私は、
「何か声をかけたい。」
でも、下手に話しかけたら、かえって気を遣わせてしまうかもしれない…。」
そんな葛藤を抱えたまま、声をかけられずにいました。
自分の緊張や不器用さが、余計に相手の心を閉ざしてしまうかもしれないと、
考えているとたった一言が言えませんでした。
■ 自然なやさしさは、心をほどく鍵になる
そんな中で、一緒に働いている女性スタッフが、本当に自然な口調で声をかけていました。
「お体、大丈夫ですか？無理しないでくださいね。」
その一言に、先輩は少しだけ気持ちを吐き出せたそうです。
たった数分の会話だったのに、その後、少し表情が緩んだように見えました。
「話したいんだけど、今はまだ気持ちが追いつかないんだ…。」
そんなふうに言えるだけでも、心に余白ができたみたいでした。
■ 言葉を超える「笑顔のエネルギー」
それから数日後、職場でまた印象的な出来事がありました。
うちの会社では、ベトナムから来てくれている実習生たちが一緒に働いてくれています。
彼らは本当に明るく、元気で、そして一生懸命。
言葉は完璧じゃなくても、
笑顔とジェスチャーで気持ちが伝わることを、
彼らから教わっているように思いました。
その日も、ある実習生が、いつものように明るく
「おはようございます！がんばりましょう！」
と笑顔で挨拶してくれました。
もしかしたら、彼は先輩の事情を何も知らなかったかもしれません。
でも、その笑顔が確かに空気を変えたのです。
落ち込んでいた先輩の表情が、少しずつ柔らかくなっていったのを、
僕ははっきりと確認出来ました。
■ 誰かのエネルギーが、周りを変えていく
実習生たちは、自分の国を離れて、言葉も文化も違う場所で懸命に働いています。
その姿勢や笑顔からは、「一生懸命に生きているエネルギー」がまっすぐに伝わってくる。
そして、そのエネルギーは、周囲にもじわじわと影響を与えていくんだと感じました。
笑顔って、ただの表情じゃない。
**“私は大丈夫だよ。あなたも大丈夫だよ。”**
という、無言のメッセージなんだと思いました。
■ 自分の表情が、相手の表情になる
「相手は自分の鏡」
なんて言いますよね。
自分が不機嫌だと、相手もピリつく。
自分が優しいと、相手もホッとする。
日々の中で、それを何度も実感しています。
逆を言えば、自分が明るく笑っていれば、少しでもその明るさが伝わることがあるかもしれない。
■ まとめ｜笑顔は、言葉を超える優しさ
落ち込んでいる誰かに、特別なことをしなくてもいい。
そっと寄り添う一言でもいい。
そして何よりも、
「笑顔でいること」そのものが、何よりの励ましになる。
もし、あなたの周りに、ちょっと元気がなさそうな人がいたら。
何も言えなくても、笑顔で「おはよう」と言ってみてください。
それだけで、誰かの一日が少しだけ軽くなるかもしれません。
📝この記事のポイントまとめ
- 声をかける勇気がなくても、寄り添う方法はある
- 笑顔は、言葉を超えて心に届く
- 自然な明るさは、空気を変える力になる
- 自分の表情が、相手の表情にも影響する
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