■ 作業をやめるだけで、信頼が生まれる?
先日、職場で行われた講習で、講師の方がこんなことを話していました。
「人の話を聞くときは、作業を止める。それだけで信頼は生まれる」
最初は
「それって当たり前のことでは?」
と思いました。
でも話を聞いていくと、その“止め方”がポイントだったのです。
たとえばノートパソコンで作業中に誰かが話しかけてきたとき──
カタカタと打っていた手を止めて、画面を見ながら
「うん、なに?」
と返すことは、よくあるかもしれません。
でも、もしその時に
「パタンとパソコンを閉じて、身体を相手に向ける」
という行動をしたらどうでしょうか?
きっと相手は、「この人、ちゃんと聞いてくれようとしてるんだ」と感じてくれると思うんです。
■ 視線を向ける、それだけでもいい
わたし自身、普段から「作業を止める」ことは意識していました。
でも、体は止まっていても、心はまだパソコン画面に残っていたんだなって思います。
話しかけられても視線を向けず、「聞いてるよ」とだけ言ってしまうこと。
それって、相手からするとちょっと寂しいし、「聞いてもらえてる」とは感じにくいんですよね。
意識的に体を向けて、目を見る。
ほんの数秒でも「あなたの話を聞くよ」という姿勢を見せるだけで、信頼感ってぐっと深まるなと
気づかされました。
■ 親しい人ほど、疎かにしやすい
たとえば来客や上司など、ちょっと緊張する相手には自然と丁寧に対応しますよね。
でも、同僚や家族など「気を遣わなくてもいい関係」になると、だんだん抜けていっちゃいますよね。
でも、本当に大切なのは、日々そばにいる人との関係。
親しい関係の中でこそ、丁寧に向き合うことが、じわじわと信頼を育てていくんだなと思います。
■ 小さな行動の積み重ねが信頼をつくる
「この人なら、ちゃんと話を聞いてくれる」
「この人なら、自分の時間を大切にしてくれる」
そんなふうに思える相手には、自然と話しかけたくなりますよね。
わたしたちは、言葉よりも行動からたくさんのことを感じ取っています。
小さなことだけど、
**「一度作業を止めて、体を相手に向ける」**
というたったそれだけの行動が、信頼につながっていくのだと感じました。
▼まとめ
- 信頼は、言葉より行動で生まれることがある
- 作業をやめて、体を向けるだけで相手の感じ方は変わる
- 親しい関係でも「ちゃんと聞く姿勢」を意識することが大切
- 小さな行動の積み重ねが、信頼という大きなものにつながる
明日、もし誰かに話しかけられたら。
ちょっと手を止めて、顔を向けて、「聞いてるよ」と伝えてみませんか?
その小さな一歩が、きっとあなたの信頼を深めてくれるはずです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
コメント