「おはようございます」だけじゃ、もったいない
突然ですが、皆さんは普段、職場や学校などで挨拶をするとき、どんなふうに声をかけていますか?
「おはようございます」
「お疲れ様です」
それだけでももちろん素敵な挨拶ですが、そこに
「名前」を付けてよんでいる人はいるでしょうか?
私の職場に、ある女性従業員がいます。
その人は、挨拶のたびに必ず相手の名前を呼んでくれるんです。
「田中さん、おはようございます」
「佐藤さん、お疲れ様です」
といった具合に、ほんの一言添えるだけ。
でもそれだけで、なんだか心がふわっとあたたかくなるような感覚がありました。
名前を呼ばれるって、こんなに安心するんだ
その人はとても人当たりがよく、誰からも頼られる存在です。
なぜこんなにも周りの人との距離が近いんだろう?と不思議に思っていたのですが、
実は「名前を呼ぶ」ことも、きっとその理由のひとつなんだと気づいたんです。
私自身、名前を呼ばれて挨拶されると、
「ちゃんと自分を見てもらえている」
「認めてもらえている」
そんな気持ちになります。
それって、意外と大きな安心感だったんですね。
いざやってみたけど、思ったより難しい…
そこで、私もさっそく真似してみることにしました。
「◯◯さん、おはようございます」と言おうとした瞬間、
びっくりするほど違和感があったんです。
なんだか急に距離が縮まりすぎるような、気恥ずかしさみたいなものがこみ上げてきて。
「どうしたの急に?」
って思われるんじゃないかとか、
「気持ち悪い」なんて思われたらどうしよう…
そんな不安も出てきました。
結局、最初は全然うまくできなくて、軽く挫折しました(笑)。
無理のない範囲で、少しずつ増やしてみる
でも、思い切って近しい人から少しずつ「名前を呼ぶ挨拶」を始めてみました。
すると、なんだかその人との距離がすこし縮まったような感覚があって、
不思議とこちらの心もあたたかくなりました。
名前を呼ぶこと
それだけで、関係がほんの少し変わる。
それって、ちょっとした魔法みたいだなと感じました。
名前を呼ぶことで、お互いが変わっていける
挨拶に名前を添えるというのは、ほんの小さな行動かもしれません。
でも、それによって相手の心が和らいだり、距離が近づいたり、自分自身にも変化が起きたりする。
そのちょっとした積み重ねが、毎日を少しずつ豊かにしてくれるような気がするんです。
もし、あなたが今まで「おはようございます」だけで挨拶していたなら、
明日からほんの少し勇気を出して
「〇〇さん、おはようございます」
と言ってみてください。
きっと、心のどこかで優しさが伝わっていくはずですよ。
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