「夢をかなえるゾウ」の続編
をご存知ですか？
私も1作目を読んで感銘を受けたので、
続編にも期待を寄せて読んでみました。
今回もその魅力をお伝えします。
引用：Amazon
えっ、続編なんてあったの？
そうなんだ。
しかも今回はガネーシャ様に加えて、貧乏神まで登場するんだって！
貧乏神？
それって良くないんじゃ…
いやいや、 それがね…
1とは違う2のストーリー
今回の主人公は、売れないお笑い芸人の西野勤太郎くん。
8年も必死に頑張ってるのに、全然芽が出ない…
そんな彼の前に突然、
ガネーシャと貧乏神が現れるんだ。
引用：Amazon
貧乏神まで出てくるの？
それって、もう詰んでるってこと？
そう思うよね。
でもね、その貧乏神が今回の
大きな存在なんだ。
物語は、大みそかに開催される「ゴッドオブコント」っていう超大型お笑いコンテストでの優勝を目指す西野の奮闘を軸に展開していきます。
でも、単なるお笑い芸人の成功物語じゃないあたりはこの本ならではです。
ガネーシャ様は相変わらずダメ神ぶりを発揮しつつも、偉人の言葉を引用しながら西野に課題を出していく。
一方、貧乏神の金無幸子は、西野の行動次第で姿を変える不思議な存在なり、
そして、物語が進むにつれて釈迦まで登場して…
ちょっと待って。
お笑いの話なのに、なんで釈迦が出てくるの？
ほんと世界観が面白い！
お笑いを追求していくうちに、人生の根源的な問いにぶつかっていくんだ。
やっぱり前作と同じように
また課題があるの？
もちろん！
本書から出される課題
本書では、以下のような実践的な課題が
ガネーシャと貧乏神から出されます。
【ガネーシャの課題】
- 図書館に行く
- 人の意見を聞いて直す
- 締切りをつくる
- 失敗を笑い話にして人に話す
- 優先順位の一位を決める
- やりたいことをやる
【金無幸子の課題】
- 楽しみをあとに取っておく訓練をする
- プレゼントをする
- 他の人が気づいていない長所をホメる
- 店員を喜ばせる
- 自分が困っているときに、困っている人を助ける
- 欲しいものを口に出す
- 日常に楽しさを見出す
これらの課題は、主人公の成長と自己実現を促すために設定されており、
日常生活で実践可能な具体的な行動を提案しています。
へぇ〜。
で、結局この本は何を伝えたいのかな？
うん、大きく3つ分けるね。
本書の目的
- 「成功」って何なのか？
ガネーシャが教えてくれるのは、世間的な成功だけが全てじゃないってこと。
西野が必死にお笑いの腕を磨いていく過程で、本当の「成功」の意味に気づいていくんだ。 - 「お金」の本質
貧乏神の金無幸子が、お金の本当の価値を教えてくれる。
「貧乏は悪いことじゃない」なんて、意表を突くことも言うんだ。 - 「苦しみ」との向き合い方
人生の苦しみをどう受け止め、どう乗り越えていくか。
それを西野の成長と重ねて描いていくんだよ。
うわぁ、なんかすごく奥が深そう…
そうなんだ。
でも、難しく考えすぎなくて大丈夫。
この本のすごいところは、そんな深いテーマを、お笑い芸人の奮闘記を通して、笑いながら学べるところなんだ。西野が「ゴッドオブコント」に向けて奮闘する姿を見ながら、自然と人生の真理に触れていく…そんな不思議な体験ができるんだよ。
なるほど…
でも、1作目を読んでないとダメ？
1作目を読んでいなくても大丈夫です。
むしろ、お金の悩みや夢の実現に悩んでいる人には、この2作目のほうがおすすめかもしれません。
読んだ感想
正直、最初は「またか」って思ってたんだけど、読んでいくうちに、また引き込まれてしまいました。
特に印象に残ったのは、貧乏神が言った
「自分が困っている時ほど、困っている人を助けなさい」
っていう言葉。
最初は「えぇ？」って思ったけど、よく考えてみたらすごい深い意味があるんだなって。
自分が苦しい時こそ、他の人の気持ちが分かるんだって。
まさに「苦労は買えない」っていう感じ。
自分の苦しみに浸るんじゃなくて、その経験を誰かの助けに変えられるんだということ。
それにね、関西弁で語られる人生論は、難しい話をめっちゃ分かりやすく説明してくれているのもいい。
例えば「やりたいことをやる」みたいな、シンプルだけど刺さる言葉がいっぱい。
ガネーシャ、貧乏神、釈迦の3人の視点から人生論が語られるんだけど、それぞれの個性が全然違うから、読んでいて飽きないんだよね。
特に貧乏神が、ただの不運じゃなくて、大切な気づきをくれる存在として描かれてるのが新鮮。
主人公の西野金太郎の奮闘を通して、自分の人生を見つめ直すきっかけになるし。
「楽しみを後に取っておく」
「他の人が気づいてない長所をほめる」
その課題ならすぐ実践できるかもって。
面白おかしく人生の真理に触れられる本でした。
まとめ
この『夢をかなえるゾウ2』は、お金に悩んでる人、才能に自信がない人、何をしたらいいか分からない人。そんな全ての人に、この本は希望の光を与えてくれるんだ。
なぜなら、この本は単なる成功法則じゃなくて、人間の本質に迫る旅だからね。
ガネーシャ、貧乏神、釈迦という3人の神様が、あなたの人生の盲点を優しく、時に厳しく照らし出してくれる。
神様が人生案内してくれるってこと？
そう！でも難しくない。
笑いながら、時には涙しながら、自然と人生の真理に気づかされる。
それが『夢をかなえるゾウ2』の魔法なんだ
今、あなたが悩んでいること。それは決して弱さじゃない。
むしろ、成長するチャンスなんだと、
この本は教えてくれます。
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